金価額、5年ぶりの高値が予想

金価額、5年ぶりの高値が予想
米ゴールドマン・サックスが、今年の金価格について2013年以来の高値を記録すると展望した。
海外メディアによると、ゴールドマン・サックスのアナリストらは今後12ヶ月以内に金価格が1オンス=1425ドルを記録すると見通した。これは、過去5年間の価額で最も高い水準。金価額が上昇すると判断する理由については、「地政学的緊張が高まり、各国の中央銀行が金の買収に積極的に出ている。また、景気後退への懸念から安全資産への需要も高まっている」と説明している。
連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ中断の可能性も最近浮上しており、投資家の関心が金に集まっていることも金価額の予想値を押し上げている。
実際に投資家の金ETF(上場投資信託)の保有量は昨年5月以降最大水準を記録している。専門家らは「金への投機的需要は、投資家らの期待感を表している」と分析している。