「やるだけの事はやった…米国が行動する番だ」…米朝交渉を前に自信を見せる北朝鮮

「やるだけの事はやった…米国が行動する番だ」…米朝交渉を前に自信を見せる北朝鮮

北朝鮮メディアが、北朝鮮の金正恩国務委員長が今月7日から10日まで中国を訪問し、習近平中国国家主席と面会した後に発した論説で、「米国の相応の措置」に言及し注目を集めている。

北朝鮮の宣伝メディア「我が民族同士」は10日、「朝米交渉が膠着状態から抜け出すには、朝鮮半島の非核化を実現するための我々の誠意ある努力に、米国も相応の措置で応えなければならない」と報じた。

同メディアはこの日、「実践的な行動で応えた時にのみ」と題した論説で、「昨年末、米国務省は新年の対朝鮮外交指針を反映した『東アジア太平洋地域合同戦略報告書』なる物を発表した」と文章を始めた。

同メディアは、「報告書によると、朝米交渉の当面の目標は核凍結を基本とする非核化で、長期的な目標は北朝鮮の『最終的かつ充分に検証された非核化』だと打ち立てた」とし「報告書では、国際的な制裁圧力の名分を、従来の核実験及び弾道ロケット発射から、『核伝播』に変えた。また2018年に制裁圧力は重要な役割を果たしたと評価し、‟制裁と圧力は重要な梃子として引き続き活用すべきだ”とした。つまり、『まず非核化、追って制裁緩和』を対朝鮮交渉戦略として明確にしたものだ」と主張している。

続けて、「これは朝米両国が世界を前に確約した、敵対関係清算という目標に反するだけでなく、過去の旧態と偏見から一歩も抜け出せていない古いスローガンに過ぎない」と指摘。昨年シンガポールで開かれた「シンガポール朝米共同声明」により、米国もこれに応えるべく、積極的に動かなければならないと主張した。

また、「それにも関わらず、米国は自分の役目もせず、我々に更に多くの措置を取る事を一方的に押し付けている」と、「我々が核実験と弾道ロケット発射を中止してから一年が過ぎているだけに、そのために取られていた全ての不当な措置を解除する事は余りにも当然な事」と強調した。

続けて、「我々の善意と度量にも限界があり、やるだけの事は全てやった我々からは、もうこれ以上、髪の毛ほどの一方的な譲歩も期待してはならない。これからは米国が行動する番だ」と、「我々の主導的かつ先制的な努力に、米国が信頼性のある措置を取り、相応の実践的な行動で応えれば、両国関係はより確実で画期的な措置を取るプロセスを通じ、十分かつ速いスピードで前進する様になるだろう」と付け加えた。

翻訳:水野卓

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