「お水はとにかくたくさん飲めばいい?」…健康的な水分摂取方法

「お水はとにかくたくさん飲めばいい?」…健康的な水分摂取方法
体にいいと言われている水。無理やり飲もうとしても一日に必要な1.5〜2L の水を取ることは簡単ではない。ここで、より健康的な水分摂取方法を紹介する。
■お水の効能
水は体内の細胞の損傷を起こす活性酸素を除去する。そしてPM2.5や様々な老廃物を排出する効果もある。
また、水分をこまめに補充すると血液循環が良くなり疲れの解消や高血圧、心臓病などの各種疾病を予防できる。体脂肪の減量やコレステロール値にも影響を与える。
■少しずつ量を増やしていこう…少量をこまめに
水は少量をこまめに摂取することがオススメ。冷たくない常温の水を食事の合間に20〜30分間隔で分けて飲むのが良い。また、朝の空腹や寝る前に一杯、食事の2時間後に一杯、食事の30分前に一杯飲むと身の代謝が円滑に行われるようになる。
水も急に飲むとお腹を壊す。ゴクゴク飲むよりは3分ほど時間をかけてゆっくり飲んでみよう。頻繁に消化不良になりやすい人なら冷水よりは温かい水を摂取した方がいい。
また、最初から1.5〜2Lの水を全部飲もうとするよりは、少しずつ量を増やしていくことが望ましい。
■水にも副作用がある
薬も過ぎれば毒となる。水を大量に飲みすぎると「水中毒」になる恐れがある。
急に水分摂取量が増えると血液が薄まり血液中のナトリウムの濃度が低下する。そうなると頭痛・呼吸困難・筋肉痙攣・嘔吐などの症状が現れる。
そのため水を飲む際には1時間に最大1L以下を少量ずつこまめに摂取することが望ましい。腎臓に問題がある人なら水分の摂取により注意を払う必要がある。
■水だけ飲んでも太る?
水は無機物であり、カロリーは0kcal。そのため水はいくら飲んでも太らない。摂取した水の重さで体重が一時的に増加するとしても、これは一時的な現象に過ぎない。むしろ食事の合間に水を飲むと満足感を与え、食欲を抑制する効果がある。
翻訳:尹怡景