韓国、石油の無届け指摘に「国連の制裁を遵守している」

韓国、石油の無届け指摘に「国連の制裁を遵守している」
対北朝鮮制裁として国連安全保障理事会が義務付けた届け出提出を韓国が無視したとの日本メディアの報道に対し、韓国統一部は31日、「韓国は南北事業を、対北朝鮮制裁の枠組み内で制裁を遵守している」と明らかにした。
日本メディアは同日、韓国政府が石油精製品を国連安全保障理事会に届け出ずに北朝鮮に持ち込んでいたと報じた。報道によると、韓国政府は北朝鮮・開城(ケソン)に開所した南北共同連絡事務所で使うため、昨年1~11月に約338トンの石油製品を北朝鮮に持ち込んだという。この過程で安保理決議で決められた報告義務をしなかったと指定した。
しかし、韓国政府の関係者は「340ドンのうち120トンは昨年8月に南北離散家族の再会のために使用されたもの。離散家族の面会所などの施設改修のために使う石油製品は、国連から制裁の例外として認められた」と伝えた。また南北共同連絡事務所で使われた石油は、事務所の改修の際に臨時発電機などを回すために使用されたと伝えられていると韓国メディアが報じている。