韓国、海外ポルノサイトへの接続遮断でネット民が悲鳴

韓国、海外ポルノサイトへの接続遮断でネット民が悲鳴
韓国のネット民、特に男性ユーザーが悲鳴を上げている。韓国政府が海外ポルノサイトへの接続を遮断する強力な方式を11日より実施したからだ。
地元メディアは12日、海外アダルトサイトなど、政府が違法として規定したウェブサイトへのアクセスが前日から大量にブロックされたと報じた。当局の関係者によると、約800のサイトが影響を受け、韓国からのアクセスが出来なくなったという。
韓国政府は昨年だけで、約24万のサイトを接続遮断・削除の処置を行った。大体はポルノサイトや売春斡旋、賭博サイト。しかし、アクセスを遮断したとしても迂回のアクセス方法がユーザーらに出回り、その実効性については疑問視されていた。
そのため、政府は既存の「URL遮断方式」より大幅に強化された「SNIフィールドブロック方式」を導入し、今回初めて実施することになった。しかし同方式ついては批判が殺到している。
「SNIフィールドブロック方式は政府がサイトとユーザーの間で行き来するデータ情報を直接チェックする方式だ。個人情報も含まれており、ネット民の表現の自由は委縮させる」「SNIフィールドブロック方式はサイトのセキュリティ上の透きを利用すること。政府がこれを活用することが正しいなのかは疑問だ」「政府が同方式を違法サイトへのアクセス遮断だけに利用するという保証はない」という意見がネット上で殺到している。
さらに「先進国のなかで大人がアダルトサイトを見ることを法で禁止する国はない」「違法サイトへの制裁は賛成だが、過度な規制は国民の自由を侵害しかねない。アダルトサイトへの無条件的な遮断こそが違法だ」と反発する声も聞こえている。
しかし、こういう韓国政府のアクセス遮断も長くは続かないようだ。これまでと同様にネット民は解決策を見つけたようで、すでに迂回して遮断されたサイトにアクセスできる方法がネット上で急速に広まっている。
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