リベンジポルノに怒り爆発…処罰強化を訴える請願殺到

リベンジポルノに怒り爆発…処罰強化を訴える請願殺到
KARA出身のク・ハラが元交際相手から「性的な動画」で脅迫されたことが伝えられ韓国社会に衝撃が走る中、「リベンジポルノ」を厳しく処罰すべきだという声が韓国大統領府に殺到している。
青瓦台(韓国大統領府)公式サイトの国民請願掲示板には4日、「リベンジポルノの加害者たちを厳しく処罰してほしい」との請願が投稿された。
同請願の投稿者は「‟リベンジポルノ懲役”というキーワードで検索すると最初に出てくる新聞記事の内容をご存知ですか?『リベンジポルノを流出させた大学生、懲役6ヶ月・執行猶予』ですよ」とし「リベンジポルノという犯罪が世に知られて数十年が経ったのに、加害者どもは誰一人も刑務所に行っていない」と批判の声をあげた。
また「被害者たちは逆に‟あなたがもっと注意すべきだった”と言われるなど、2次加害や攻撃で自殺に追い込まれている」とし「リベンジポルノを撮影して所持し脅迫した全ての加害者らを調査し懲役にしてほしい」と主張した。
この請願は投稿して半日も経たない間に約3万5千人の署名が集まった。1件の請願に20万人以上の署名が集まると、政府関係者が正式に回答することになっている。
リベンジポルノとは、別れた交際相手への報復のため、二人だけの性的な画像・動画をネット上などに流出する行為を指す。ネット空間の特性上、一度流出されれば削除が極めて難しいため、2次・3次被害の可能性が非常に高い。
そのため、リベンジポルノに対する処罰をさらに強化しなければならないという指摘が韓国社会で続いている。
去年の韓国検察庁発表資料によると、リベンジポルノ犯罪の検挙率は94.6%と高い水準ではあるが、その中で90%は罰金刑および執行猶予が言い渡されている。
また、罰金刑を科された犯罪者の77%は300万ウォン(約30万円)以下の罰金刑で、初犯の場合は性犯罪者情報登録さえされていなかった。懲役刑になった割合は8%にとどまった。
翻訳:尹怡景
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