日中韓自由貿易協定、15回交渉会合が東京で開催
日中韓自由貿易協定、15回交渉会合が東京で開催
日中韓自由貿易協定(FTA)の第15回交渉会合が9日から4日間、東京で開催される。
日本側は香川剛廣外務省特命全権大使、韓国側は呂翰九(ヨ・ハング)韓国産業通商資源部通商交渉室長、中国側は李成鋼 中国商務部部長助理が首席代表として参加する。14回の交渉会合は昨年12月に中国・北京で開かれた。
日中韓は今回の交渉で商品・サービス市場の開放、投資留保交渉など核心争点分野での進展状況を点検する。これまで中断された通関・競争・電子商取引などの分野の分科別交渉も再開する。
特に3国がすべて参加している東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の年内妥結を目指し議論されているだけに、RCEPより高いレベルの自由化を達成しようという目標を再確認し、実行案を重点的に議論する予定だ。
韓国の呂室長は「最近、保護貿易主義が強化されており、それに対応するためにも日中韓FTAの重要性は大きい。交渉の進展のために3国が柔軟性を発揮しなければならない時だ」と語った。