アマゾンのベゾス氏、史上最大の離婚…元妻は「4兆円」の資産家に
アマゾンの最高経営責任者ジェフ・ベゾス氏/WIKIMEDIA COMMONS(Author:Steve Jurvetson)
アマゾンのベゾス氏、史上最大の離婚…元妻は「4兆円」の資産家に
今年1月に離婚を宣言したアマゾンの最高経営責任者(CEO)ジェフ・ベゾス氏(54)と妻のマッケンジー・ベゾス氏(48)の離婚調停が成立。ベゾス氏は史上最大の財産分与となる4兆円規模の持ち株をマッケンジー氏に譲ることになった。
米CNBCなどによると、ベゾス氏は保有しているアマゾン株式の25%をマッケンジー氏に分与するが、議決権については引き続きベゾス氏が維持することになり、ベゾス氏が持つアマゾンの経営権には影響がないという。
マッケンジー氏が保有することになったアマゾン持ち分は356億ドル規模。これは世界の女性資産家の中で4番目で多い財産になる。
マッケンジー氏は同日、自身のツイッターを通じて離婚調停の成立を公開し「円満に婚姻関係を解消できたことをありがたく思っている。今後も友人、そして子供たちの共同の親としての関係を続けたい」と述べた。
ベゾス氏も声明を出し、「この(離婚・財産分与)過程で見せた彼女のサポートと思いやりに感謝する」とし「友人、そして共同の親としての私たちの新しい関係を楽しみにしている」と伝えた。
ベゾス氏とマッケンジー氏は4人の子供がいる。現在、小説家として活躍しているマッケンジー氏はアマゾンの草創期に図書の注文と出荷、会計などを担当していた。
一方、持ち分の分与にも関わらず、ベゾス氏がアマゾン筆頭株主で世界一の富豪であることに変わりはない。先月の米経済誌フォーブスによると、ベゾス氏の資産は1310億ドルで世界一の富豪を記録している。
翻訳:尹怡景