イラン、核開発再開を宣言… 緊張感高まる中東情勢

イラン、核開発再開を宣言… 緊張感高まる中東情勢

イランが西側諸国と2015年に締結した核合意の履行を一部停止するとの方針を8日(現地時間)に打ち出し、中東情勢が再び大きく揺れている。

イラン外務省は同日の声明で、「最高国家安全保障会議の決定に基づいて、イランは核合意でイランが約束した義務の一部を履行しないことにする」と発表した。また自国に駐在する核合意の署名国(英・仏・独・中・露)の大使に、核合意の履行縮小と関連する法的、技術的内容を盛り込んだ詳細な書簡を伝達したと伝えた。

ハッサン・ロウハニ大統領は同日午前、対国民演説を通じて「イランは核合意で履行する内容を縮小する予定だが、完全に撤回はしない」と述べた。地元メディアによると、核合意に基づいて中断していたウラン濃縮活動を再開することもできると報じた。

このような突然の宣言の背景には米国による対イラン制裁への不満がある。トランプ米大統領は大統領選挙候補時代から、核合意ではイランの戦略ミサイル開発プログラムを中断させないと批判してきた。昨年はついにイランとの核合意から脱退を宣言するとともに、対イラン経済制裁も踏み切った。イランの「金づる」となっている原油輸出も今月2日をもって完全禁止を実行し、イラン政府内で不満が高まっていたという。

イランの核合意一部停止で米外交の歩みも急迫している。ポンペオ国務長官は予定されたドイツ訪問をキャンセルし、急いでイラク・バグダッドに飛び、イラク大統領らと面会した。ポンペオ長官はバグダッドに向かう機内で記者団に、イランの軍事的動きが大きくなっているとの報告があったため、イラクを緊急訪問することになったと語っただけで、詳細な内容については言及しなかった。CNNは米政府の関係者の言葉として、イランが湾岸で船を利用し、ミサイルを移動させたと報道した。

ポンペオ長官はバグダッドで、「イラクが主権国家を維持できるように米国が支援する」、「特にヨルダンとサウジアラビアをはじめとする湾岸の友好国と引き続き協力していく」語った。イランの動きをけん制するようかの発言だ。米国務省の高官もポンペオ長官のイラク訪問について「米国はイラクを含めて、どこからでも退かないという警告性メッセージだ」と説明している。

米国は、空母やB-52爆撃機を含む飛行団を中東地域に派遣し、現地に移動中だと発表している。

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