ファーウェイ創業者、「米と長期戦準備…私達が勝つ」

中国官営CCTVとインタビューするファーウェイの創業者の任正非CEO/CCTV放送

ファーウェイ創業者、「米と長期戦準備…私達が勝つ」

‐「ファーウェイ問題」…複雑化する解決法

今年になって中国ファーウェイの代弁人の役割を務め、声を上げて来たファーウェイ創業者の任正非CEOが、米国の制裁に対して長期的に対抗して行く事を明らかにした。同氏は、米国の制裁によりファーウェイの存在が揺れ動いている事を認めながらも、自社独自の技術の確保を通じて米国と最後まで戦うと宣言した。

任CEOは26日、中国官営CCTVが放送したインタビューで、米国の制裁について「私達が滅びるとは全く考えていない」と、「勝利は私達のもの」と語った。

昨年から中国との本格的な貿易戦争に突入した米国のドナルド・トランプ大統領は、昨年8月に情報セキュリティー目的で、ファーウェイなど中国の通信機器メーカーの製品を米国連邦政府から締め出し、更に今月15日には全ての米国企業にファーウェイとの取引を禁ずる指示を下した。また米国政府は、昨年12月にカナダ政府に要請し、任CEOの娘の孟晩舟ファーウェイCFOを逮捕させている。

任CEOは、米中貿易戦争について「私達は短期決戦ではなく、長期持久戦を準備している」と、「私達は戦う程、より強くなる」と話した。また、自身の娘が逮捕される前が最悪の山場だったと、今は状況が良くなったと主張した。更に「会社全体が奮い立っており、戦闘力は高まっている」とも話している。

ファーウェイは現在、数名のCEOが輪番制で経営を任されており、任CEOは役職を維持したまま長期間隠遁生活を送っていた。2015年以降は海外メディアと一切の接触を絶ち、昨年自身の娘が逮捕された後の今年になって、ファーウェイを代弁すべく積極的に声を上げて来た。任CEOはCCTVとは別個で、26日に公開されたブルームバーグ通信とのインタビューでも米国に抵抗する考えを繰り返した。

任CEOは、制裁によりファーウェイの未来が暗くなっているとの憂慮に対し、「私達の修理チームがどれだけ早く飛行機を直すかに掛かっている」と話した。また「金属でも、布でも、紙でも、中にどんな材料を使ったとしても、飛行機を飛ぶ様にする事が重要だ」と、「最も厳しい戦いの場で生き残ったという事は、私達がそれ程までに素晴しいという意味」と強調した。

ファーウェイは今月の発表で、米国の技術無しで生き残るため、自社のプロセッサー導入を増やし、モバイル用のOS(基本ソフト)を自社で開発するなど、非常事態に備えた経営に入る事が分かっている。

任CEOは、トランプ米大統領が最近ファーウェイ制裁を貿易戦争の交渉カードとして使う可能性がある事を示唆した事について、「冗談でしかない。私達が米中貿易に何の関連があるのか?」と逆に聞き返した。また「米国は私達から物品を買った事が無い。私は、米国が将来、私達に物品を買うと言ったとしても、売らないだろう」と、「米国と交渉する必要は無い」と釘を刺した。

一方で任CEOは、中国政府がファーウェイ制裁に対抗し、中国国内でアップルに制裁を下したらどうするかとの質問に、「その様な事は無いだろう。何よりも私が一番最初に抗議する」と断言した。

翻訳︰水野卓

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