金与正氏、公の場に登場…53日ぶり

金与正氏、公の場に登場…53日ぶり
“謹慎説”が浮上していた北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が53日ぶりに公の場に登場した。
朝鮮中央通信は4日、金正恩朝鮮労働党委員長と共に、正恩氏の妹の与正氏らが平壌の5・競技場で行われた芸術公演「人民の国」の開幕式を観覧したと報じた。与正氏が公式席上に登場したのはベトナム・ハノイで開催された2回目の米朝首脳会談以来初めて。
朝鮮中央通信が公開した写真では、与正氏が金委員長と李雪主(イ・ソルジュ)夫人のすぐ右側に位置している。与正氏の隣席には李洙墉(リ・スヨン)党副委員長が座った。韓国メディアからは、座席上で金委員長との距離が李党副委員長より近いことから、与正氏の序列が李党副委員長より高くなったとの分析も出している。
これに先立って、韓国紙の朝鮮日報は与正氏と金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長が2回目の米朝首脳会談が失敗に終わった責任を問われ、“謹慎”を受けていると報じた。
しかし、久しぶりに姿を現した与正氏と同様に、金党副委員長も51日ぶりに公の場に登場。“健在”が確認された。