韓国議員、「日本が北朝鮮にフッ化水素を横流し」

韓国議員、「日本が北朝鮮にフッ化水素を横流し」
韓国のハ・テギョン議員は11日、日本が北朝鮮にフッ化水素などの戦略物資を横流ししたと主張した。日本側が「韓国が核兵器に使用されるフッ化水素を北朝鮮に密輸出した」と主張し議論が沸き上がっている中、ハ議員は日本が過去、北朝鮮にフッ化水素を密輸出した履歴が発見されたと述べ、さらなる火種が広がると予想される。
国会国防委員会所属のハ・テギョン議員が日本の安全保障貿易情報センター(CISTEC)資料から入手した資料によると、日本では約20年間(1996〜2013)にわたって30件を超える対北朝鮮密輸出事件が発生した。この中には核開発、生物化学兵器に活用することができる戦略物資が含まれていた。
ハ議員は記者会見で、「日本が輸出した戦略物資のうちフッ化水素は、1996年に大阪港に入港中の北朝鮮船舶に船積みされ、違法輸出された」とし「輸出前に摘発されてのはなく、輸出された後に確認された」と述べた。
朝鮮総連と関連するかとの質問には「この資料には、朝鮮総連との関連性が言及されていない」とし「当時フッ化水素が船積みされた船はコメ支援船だった」と説明した。
安全保障貿易情報センターは1989年に設立された日本の機関で、安全保障戦略物資の輸出統制と関連する問題を研究・分析する日本唯一の非政府機関だ。
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