米中貿易戦争の真っ最中に投資家らがタイに注目

米中貿易戦争の真っ最中に投資家らがタイに注目
米中貿易戦争が段々激化している中、投資家らがタイを注目していると、米国-アセアン企業委員会の会長アレクサンダー・フェルドマン氏が経済専門放送CNBCとのインタビューで明らかにした。
同氏は、米国が中国産製品に関税を課すことで、企業が生産拠点をベトナムに移しているが、現地の雇用市場が堅固なため、タイを含め他のアジア諸国に目を向けていると述べた。
フェルドマン氏は、具体的に言及しなかったが、米国の有名企業3社が現在の中国からタイに工場を移転しているとし「タイに長期的投資が行われている」と明らかにした。
成功事例として米大型バイクメーカーのハーレーダビッドソンを挙げた。同社は2017年5月に中国市場を狙って製造設備を米国からタイに移し始めた。現在はマレーシア市場だけで売り上げが181%増加し、今年第2四半期のタイ産バイクの新興市場での販売は前年同期比7.6%増を記録中だと述べた。
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