たばこ界に大合併の動き… 紙巻きたばこの需要減少が背景に

たばこ界に大合併の動き… 紙巻きたばこの需要減少が背景に

紙巻きたばこの「マルボロ」で有名な米たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)とアルトリア・グループが再び合併を進めていることがわかった。両社の時価総額の合計は2000憶ドル以上で、合併になると世界最大規模。背景には紙巻きたばこの需要減少や電子たばこの躍進などがある。

海外メディアによると、両社は27日、合併を進めていることを正式に発表した。26日の終値基準でアルトリア・グループの時価総額は880億ドルで、フィリップ・モリスは1210億ドル水準。合併は株式の交換方式で進められ、合併社持分59%はフィリップ・モリスが持つようになる。経営トップの構成はまだ交渉が進行中で、数週間以内に結論が出る見通し。昨年の売上高は、フィリップ・モリスが300億ドル、アルトリアが200億ドル水準だった。

専門家らは両社の合併について、需要減少の中に生き残るための自己救済策と分析している。市場では、中国を除く米国や日本、ロシアなどの主要市場でタバコの出荷が予想よりもはるかに速いスピードで減少していると警告してきた。最も代表的なタバコ製品である紙巻をはじめ、葉巻、パイプタバコなどの伝統的なたばこの売上高が減少する一方で、「ジュール(JUUL)」のような電子たばこは若年層を中心に急速に市場シェアを拡大している。アルトリアは先月、電子たばこの増加が予想を大きく上回っていると懸念し、フィリップ・モリスは今年の業績見通しを下方修正している。

もう一つの背景として、来月から米国で両社共同で販売する計画の「IQOS(アイコス)」が挙げられている。IQOS(アイコス)は、フィリップ・モリスが2008年から60億ドルを投資して開発した加熱式たばこ。すでに日本やイギリスをはじめ、世界各地で発売されており、今年4月には米当局の承認を受け、来月から両社が米国で共同販売に乗り出す予定だ。

電子たばこの急速な成長で既存の“燃やす式”の売上高が下落しつつある。両社は合併を通じてIQOSのような加熱式たばこに力を入れ、今の危機的な状況を打破するとの狙いがあると専門家らは分析した。

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