イランが米軍基地攻撃…原油・金価額が高騰

イランがイラク西部の米軍基地をミサイルで攻撃したならないか、国際原油価格と安全資産である金の価格が急騰している。
海外メディアによると、イランは8日(現地時間)、数十発の地対地ミサイルをイラク内の米軍空軍基地(アル・アサド基地)に発射した。攻撃を受けて同基地では6回以上の爆発音があったという。今回の攻撃の作戦名は「殉教者ソレイマニ」。米軍の攻撃で革命防衛隊精鋭のソレイマニ司令官が殺害されたことに対する報復とみられる。
中東情勢が緊迫しているなか、国際原油価格と安全資産の金価格が急騰している。ニューヨーク原油市場の米西部テキサス産原油(WTI)の先物価格は原油供給への不安から4%以上急上昇し、1バレル=65.44ドルをつけた。金価格も1オンス=1609ドルで取引されている。これは前日より2.1%急騰した数値。金価格が1600ドル台を突破したのは、2013年以来初めてだ。
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