イラン、旅客機撃墜について「多数の容疑者を逮捕」

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イラン司法当局が14日(現地時間)、ウクライナ機の撃墜と関連し、多数の容疑者を逮捕したと発表した。
イラン司法当局の報道官は、「ミサイル誤射で墜落したウクライナの旅客機事故と関連した一部の容疑者を逮捕した」と述べた。ただ、逮捕された容疑者の人数や名前などの具体的な事項は明らかにしていない。
ロウハニ大統領も同日、「旅客機にミサイルを誤って発射した人だけに責任があるとは思わない。関連するすべての人が処罰されるだろう」と説明した。また「司法当局は、高位裁判官と専門家らが参加する特別裁判所を設置して裁判を進行しなければならない。全世界が見守っている」とし、特別裁判所の設置を促した。
ウクライナの旅客機は、今月8日にイラン・テヘランのイマーム・ホメイニ空港を離陸した直後に墜落した。乗客176人全員が死亡。事件直後、機体の欠陥を墜落の原因に挙げたイラン側は、ミサイルによる撃墜の情況が明らかになると、11日に撃墜事実を認めた。
事故で命を失った乗客と乗務員の出身国は、イラン側に法的措置と補償を要求する計画だ。ウクライナ外相は、16日に英国・ロンドンで、カナダ、スウェーデン、アフガニスタンなど5カ国が集まって議論する予定だと明らかにした。
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