「新型肺炎」死者80人に…確定患者は2744人に増加

‐中国、春節休暇を2月2日まで延長
‐主要メディア、「春節後に感染患者の拡散はピーク」

新型コロナウイルス肺炎の確定患者と死者が1日の間に急増した。中国は春節休暇を延長してまで全力で対応に当たっているものの、状況は全く改善されていない。現在の状況ではどこまで感染が拡大するか予測が出来ないという悲観的な見方もある。

中国国家衛生健康委員会は27日、前日までの確定患者は2744人で、死者は80人と発表した。1日の間に確定患者は769人、死者は24人増加した。感染疑いの患者も3806人から5784人まで増加している。

中国衛生健康委員会は密接な接触があった3万2799人を追跡しており、3万453人に対する医学的観察を続けている。また中国の全31省の内、チベット自治区を除く30省で感染が確認されている。

中国本土以外では香港8人、マカオ5人、台湾4人、タイ7人、日本3人、韓国3人、米国3人、ベトナム2人、シンガポール4人、マレーシア3人、ネパール1人、フランス3人、オーストラリア1人が新型肺炎の確定診断を下された。

しかしこの数字は中国保健当局に報告されたものだけを集計したもの。米国の5人や韓国の4人など、各国の保健当局が集計した確定患者数はこれより更に多くなる。

死者の大半は震源地となった湖北省で報告されているが、河北省、黒竜江省、上海の他、河南省でも1人の死亡例が前日に追加された。確定患者のみならず死亡例が他の地域まで広がっていることを示している。また北京では9ヶ月の乳児が新型肺炎にかかり、新たに感染が確認された患者5人の内、4人が30〜40代である事が分かった。

中国共産党中央弁公庁は春節休暇を2月2日まで延長し、伝染病の感染拡大を防ぐ事に全力で臨むとしている。各大学や専門大学、小中学校、幼稚園などの再開も延期となった。伝染病の予防管理業務で休む事の出来ないスタッフには「中華人民共和国労働法」の規定に基づき休暇を与え、休暇期間の間の給与と手当も保障する事を決定した。

これらの措置は状況の深刻さを考慮し、前日、李克強首相主宰で新型肺炎対策指導グループ会議を開き、状況を整理した上で決定したものだと伝えられている。しかし主要メディアは、春節休暇が終わり、中国人労働者がそれぞれの居住地となる地域に帰る時期に感染患者の数がピークを迎えるだろうとみている。

翻訳:水野卓
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