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韓国仮想通貨取引所「ビック4」、セキュリティ改善…13カ所はまだ衰弱

韓国仮想通貨取引所「ビック4」、セキュリティ改善…13カ所はまだ衰弱
韓国内の主要仮想通貨取引所のセキュリティ状況が改善されていることがわかった。特にアップビットやビットサム、コービット、コインワンなどいわゆる「ビック4」を含めた8カ所の取引所は政府当局のセキュリティ改善勧告を充実に履行している。
しかし、他の13カ所の取引所は依然としてセキュリティが弱いことが判明。韓国科学技術情報通信部と韓国インターネット振興院(KISA)は9月までセキュリテイ改善勧告を履行するよう促した。
科学技術情報通信部はKISAと共に6月から7月までに実施した21カ所の仮想通貨取引所に対するセキュリティ改善勧告履行現況の中間点検の結果を17日発表した。
今回の点検は基本的なセキュリティ要求事項の85項目について多くの取引所がセキュリティに弱いと判明されたことで、不備な点を勧告(同年4月)した事項の履行を確認するために行われた。
科学技術情報通信部は今年4月に、短期間に措置が可能な6項目(短期措置項目)と仮想通貨ウォレット管理関連など計17項目について迅速な措置を、残りの項目についても今年の9月までは措置するように勧告している。
今回の中間点検は迅速な措置を勧告した17のセキュリティ項目を中心に、KISAのセキュリティ専門家が直接取引所の現場を訪れて改善の可否を確認する方式で行われた。迅速な措置を勧告した項目は△セキュリティ担当の組織構成△管理専用の端末指定△システム接近パスワード管理などの短期措置項目と、△仮想通貨入出金コントロール △ウォレットの異常兆候モニタリングなど仮想通貨ウォレット管理部分だった。
点検の結果、短期措置項目は一部履行(21社中11社が履行済み)されたが、仮想通貨ウォレット管理部門では「取り扱い業者の殆どが衰弱点の改善がまだ完了されていない状態である」と評価された。12カ所の取引所がウォレットのプライベートキー流出や紛失防止のセキュリティ対策が足りなく、ウォレット異常兆候のモニタリングが基準に至らなかった取引所も10ヶ所だった。ウォレットのバックアップや復旧の対策に不備がみつかった取引所も10ヶ所あった。
ただ、アップビットやビットサム、コインネスト、コインリンク、コインワン、コインプラグ、フオビの8カ所は短期措置項目を全て履行済みで、仮想通貨ウォレット管理部分でもセキュリティ不備項目を2個(20%)以内に改善するなどセキュリティ改善が進んでいることがわかった。
科学技術情報通信部はセキュリティ改善勧告履行現況の最終点検を今年の9月から10月まで実施し、85項目全体の改善状況を確認する予定。また最終点検以降、点検項目全てを満たす取引所のリストを公開し、利用者の被害防止のため尽力する方針だ。
また、既にセキュリティ点検を実施した21カ所以外にも新しい取引所が続々と登場しているため、科学技術情報通信部はこれらの取引所に対してのセキュリティ点検も並行して行っていると説明した。
科学技術情報通信部の情報保護政策官のキム・ジョンサム氏は「まだ取引所のセキュリティは衰弱なレベルであるため、投資の際に利用者は注意する必要がある。取引所に対する持続的な点検を通じてセキュリティのレベル向上を支援する計画だ」とし「また、取引所側はセキュリティ点検によって確認されたセキュリティ不備点について速やかに改善し、セキュリティの向上のため尽力すべきだ」と強調した。
翻訳:尹怡景
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