トランプ氏が中国批判強める…米中交渉、難関の恐れ

トランプ氏が中国批判強める…米中交渉、難関の恐れ
米中の貿易戦争がさらに激しくなるなか、ドナルド・トランプ米大統領が今回の米中協議について「悲観的だ」と批判しつつ長期戦を辞さない意志を表明した。また、中国の為替操作疑惑を提起し、中国への圧迫をさらに強めた。
トランプ大統領は20日、ロイターとのインタビューで「今回の中国との貿易交渉で多くのことを期待していない」とし「米・中の貿易紛争を終わらせる別の工程表(time frame)もない」と強調した。また「中国が為替を操作していると思う。間違いない」「米国の対中国圧迫を軽減するために、中国が人民元切り下げ操作を続けている」とし、中国側に不満を表わした。トランプ大統領は22〜23日にワシントンで行われる4回目の米中貿易協議を念頭に同発言をしたと見られ、今回の協議は難航が予想される。
ただ、一部ではトランプ大統領の今回の発言について、交渉の有利な立場を確保して、11月の両国首脳会談で有利な大妥協を引き出すための特有のトランプ流として分析している。
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