「韓流定時着」…ソン・イェジンはオンライン・ファンミーティング開催、韓国旅検定も人気

−俳優ソン・イェジンはオンラインでファンミーティング
−「日韓交流おまつり」オンラインで開催…成功裏に終了
−韓国観光公社東京支社、韓国旅検定試験30万ページビュー突破目前
日韓関係が冷え込む中、第3次、第4次とも言われる韓流ブームを盛り上げる動きが本格化している。
日本メディアによると28日、tvnのドラマ「愛の不時着」でヒロイン役を務めた俳優ソン・イェジンさん(38)が27日、日本のファンらにとって初となるオンライン・ファンミーティングを開催した。ソン・イェジンさんはソウルにあるスタジオからリモート中継を行ない、日本のファンらに対し「この様な形でも皆さんにお会いする事が出来て嬉しい」と挨拶した。この日のイベントでは韓流ドラマ好きとして知られる落語家の笑福亭鶴瓶さんも電話で出演し、共演を果たした。
韓国の財閥令嬢と北朝鮮将校のロマンスを描いた「愛の不時着」は今年、動画コンテンツを提供するネットフリックスにより全世界に公開された。日本でも大きな話題となり、1日の視聴者数占有率で1位に上がる事もあった。また外務大臣を務める茂木敏充氏も視聴した事が知られている。
これに先立つ26日には、日韓文化交流の場である「第12回日韓交流おまつり」がオンライン方式で開催された。駐日韓国文化院ハンマダンホールに設けられたオンライン・ブースで約4時間に渡って行なわれた今回のイベントは、ユーチューブ・チャンネルを通じてライブ配信された。祝賀公演には、ピアニスト梁邦彦(ヤン・バンオン)さんとバイオリニスト土屋玲子さんによる日韓共演での「Prince of Jeju」などが演奏され、チョン・エジン韓国舞踊団の三鼓舞が日韓交流の舞台を飾った。更にBTSの「Danger」など日本で人気の高い10数曲のK-POPカバーダンスに続き、ワンポイント振付レッスンがオンラインで行なわれた。
この日のイベントのフィナーレを飾ったK-POPコンサートにはA.C.E、Dreamcatcher、チョン・ドンハ、 ホンジャ、D1CEが舞台に上がった。
このイベントを主幹した駐日韓国文化院(院長:ファン・ソンウン)は、コロナ禍で一度は今年のイベント開催中止を検討したものの、10年以上続く日韓の民間交流を象徴するイベントであるとの点を考慮し、初となるオンライン方式での開催を進めた。
また韓国観光公社東京支社(支社長:チョン・ジンス)が今年7月初めにスタートした「韓国旅検定」試験も人気となっており、韓流や韓国旅行の潜在的需要を再確認したとみられる。現在9600人以上が会員に加入し、ページビュー29万7700超を記録、会員数1万人と30万ページビュー突破を目前としている。
翻訳:水野卓