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ビットコイン、イーサリアム、リップル全て「急落」…利益確定売りか?

‐ビットコイン、1万6000ドル台まで下落
‐大口投資家による大量売却の可能性も
‐OKEx出金再開で変動性発生か
最近急騰していたビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などの仮想通貨が一斉に急落した。最近の仮想通貨の価格上昇を理由に大口投資家らが利益確定売りに動いた事で、ウォレット内の仮想通貨が取引所に放出されたためだとみられる。
ビットコイン、2万ドル目前から1万6000ドル台に
コインマーケットキャップによると26日、2万ドル(約208万円)に向かっていたビットコインの価格は午後6時現在、1万6822ドル(約175万円)と24時間前に比べ11.23%下げている。
年初来高値を更新し600ドル(約6万2400円)を超えていたイーサリアムも496ドル(約5万1600円)と24時間の間に16.34%下げた。リップルは更に深刻で、24時間前に比べ26.88%低い0.497ドル(約52円)となっている。
ビットコイン大口投資家による大量売却の可能性
一般的に取引所に流入する仮想通貨が多いと価格の下落が見込まれる。売りを相殺するだけの買いが無ければ、短期的には市場に多くの仮想通貨が売られる事で価格が下落する。
仮想通貨データ提供企業クリプト・クワントのチュ・ギヨン代表はツイッターに「ここ数時間の間、全ての取引所でビットコインの流入が増加しており、これは大口投資家がビットコインを預けた事を意味する」と、「しかし長期間のオンチェーン指標は買い圧力が優勢だという事を示しており、数日内に2万ドルを突破出来ると考えている」と投稿した。
また世界10位圏内の仮想通貨取引所OKExが出金を再開する計画である事が分かり、この事もビットコインの下落に影響を与えたとみられる。OKExは最近、ホームページを通じ「11月27日以前に制限無しの出金を再開する」と発表した。正確な日時は明らかにしなかった。
OKExは先月16日より仮想通貨の出金を停止している。これはユーザーの秘密鍵管理が不十分だったとの理由で、創業者の徐明星氏が中国公安当局に連行され連絡が途絶えた事がきっかけ。
チュ・ギヨン代表は「OKExの出金再開時、大量の出金要請により変動性が発生する事もあり得ると思う」と伝えている。
翻訳:水野卓
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