‐2021年基準のコンテンツ産業調査(2022年実施)結果発表
2021年の韓国のコンテンツ輸出額が過去最高の124億ドルを突破した。
2021年のコンテンツ産業の輸出額は124億5000万ドルで、2020年の119億2000万ドルから4.4%増加した14兆3000億ウォン(約1兆4700億円)となった。2021年の韓流同好会の人数が1億5000万人を超えるなど、世界的な韓流熱風に後押しされ、コンテンツ輸出額も過去最高を記録した。
コンテンツ産業の輸出額は、家電製品(86億7000万ドル)、二次電池(86億7000万ドル)、EV車(69億9000万ドル)、ディスプレイパネル(36億ドル)など主要品目を超え、韓国を代表する輸出品目となっている。
韓国輸出入銀行によると、韓国文化コンテンツの輸出が1億ドル増加すると、化粧品や食品などの消費材の輸出も1億8000万ドル増加するとの分析(2022年発表)もある。
今後もコンテンツ産業の輸出は増加傾向が続くとみられ、更には製造業やサービス業の成長や輸出を牽引、韓国の輸出を引っ張る役割が期待される。
2021年のコンテンツ産業の売上高は137兆5000億ウォン(約14兆1100億円)で、2020年の128兆3000億ウォン(約13兆1600億円)に比べ7.1%の増加となっている。コンテンツ産業は新型コロナの長期化と世界経済低成長の流れにあっても、全産業比で高い成長率を記録し、景気沈滞を突破する主要産業としての役割も期待される。
2021年のコンテンツ産業の事業者数は10万9000余件と、2020年比で9.1%増加した反面、従事者数は61万1000余人で4.8%の減少となった。
「コンテンツ産業調査」は国家承認の統計で、コンテンツ産業の分類に基づく11の産業(出版、漫画、音楽、ゲーム、映画、アニメーション、放送、広告、キャラクター、知識情報、コンテンツソリューション)に関する統計情報を提供するもの。
今回の統計調査は韓国文化体育観光部が8の産業(出版、漫画、音楽、アニメーション、広告、キャラクター、知識情報、コンテンツソリューション)の事業者を対象に調査した結果と、韓国コンテンツ振興院、映画振興委員会、情報通信政策研究院など3つの機関がそれぞれゲーム、映画、放送産業を調査した結果を引用し集計した結果となる。
翻訳:水野卓
Copyright ©The financialnewsjapan. All rights reserved.
Leave a Reply