今月13日(現地時間)の銃撃事件から生還し、全国的に人気を集めているドナルド・トランプ前米大統領が、11月5日(現地時間)の米大統領選挙に出馬する共和党大統領候補に正式に確定した。トランプ氏は副大統領候補に政治新人のJ.D.ヴァンス上院議員(オハイオ州)を選んだ。民主党陣営はヴァンスを牽制すると同時に、ジョー・バイデン米大統領の大統領候補指名を急ぐ予定だ。
共和党は15日、米ウィスコンシン州ミルウォーキーの屋内競技場ファイサーブフォーラムで党大会を開き、大統領候補指名投票を開始した。この日の投票は、各州の共和党代表者が壇上に立ち、自身が所属する州に割り当てられた代議員が誰に投票するかを発表する形式で行われた。
共和党のマイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州)は、党大会に参加した代議員2429人のうち42人を除く2387人の支持で、トランプ氏が共和党の正式な大統領候補となったと宣言した。すでに今年3月に代議員の過半数を確保していたトランプは、18日の党大会閉会式で候補受諾演説を行う予定だ。
先月の討論敗北と今月のトランプ銃撃事件で劣勢に立たされたバイデン大統領も積極的な選挙運動を展開している。バイデン大統領は16日に全米黒人地位向上協会(NAACP)の創立115周年総会、17日にはヒスパニック民権団体であるウニドスのイベントで演説を行う予定だ。
米民主党は8月19日から22日にかけて党大会を開き、大統領候補を指名する予定だが、今月中にバイデン現大統領を民主党大統領候補として早期に指名する可能性も提起されている。













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