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LINEのブロックチェーンLINK Chainを支えるのは「ICON」

写真:ICON財団のキム・ジョンヒョプ委員
LINEのブロックチェーンLINK Chainを支えるのは「ICON」
LINEが披露したブロックチェーン・プラットフォーム「LINK Chain」が、韓国のブロックチェーンプロジェクト「ICON(アイコン)」の技術を活用したことが確認された。「ICON」は、LINEの他にも様々な企業と協力関係を築いており、世界的なブロックチェーン企業に跳躍する準備を整えている。
■LINK Chainを支えるのはICONの技術力
関連業界によると、LINEのLINK ChainにはICONの技術力が大挙投入された。LINK Chainの開発をLINEの子会社unchain(アンチェーン)が引き受けたが、このunchainはLINEとICONが一緒に出資して立ち上げた合作会社だ。
unchainのイ・ホンギュ社長はICONで技術ディレクターを務めた人物。他にもunchainにはICONのプラットフォーム開発人材9人が投入されている。
ICONの関係者は、「unchainとLINEが構築したブロックチェーンメインネットのLINK Chainは、ICONのコンセサス(合意)・モジュールとスマートコントラクト・モジュールを適用した」とし「実生活にブロックチェーンの技術を適用できる環境の構築に集中する計画だ」と伝えた。同関係者は「今後、LINEのリンクチェーンに関する説明を盛り込んだ白書にICONの源泉技術関連フレーズが追加される予定だ」と付け加えた。
また、ICONは自社のブロックチェーン技術を誰もが利用できるように、オープンソースで公開している。これを活用すれば、ICONが基盤になる様々なブロックチェーンプラットフォームが登場できると、ICON側は説明している。
ICONプロジェクトを主導するICON財団のキム・ジョンヒョプ委員も「ICONはオープンソースで技術を公開するため、LINEのLINK Chainの事例のようにICONの技術をもとに、独自のブロックチェーンのプラットフォームを誰もが作ることができる」とし「これにより、様々なブロックチェーン適用事例が出てくることを期待している」と強調した。
■ブロックチェーン基盤のサービスの発掘にも拍車
ICONは分散型アプリケーション(DApps)の開発にも積極的に乗り出している。最近IT大手カカオが投資したブロックチェーンプロジェクトで有名な「コスモチェーン」とも協力関係を構築した。ICONの技術サポートを通じ、今後コスモチェーンのビューティ・サービス「COSMEE(コスミ)」がICON基盤のアプリとしてサービスされると予想される。
この他にも、広告プロジェクト「weBloc(ウィーブロック)」、共有経済プロジェクト「BlueWhale(ブルーウェール)」、アーティストとファンをブロックチェーンの技術でつなぐ「STAYGE(ステージ)」などサービスの開発社との協力も活発に進行中だ。
新興企業の発掘にも積極的だ。ICONは先月、アクセラレーティング・プログラム「ICXステーション」を設立した。米サンフランシスコで初のICXステーションを設立し、今後世界の主要都市に拡大していく計画だ。アクセラレーティング・チームに選ばれると、ICONの技術サポートと資金支援などを受けることになる。
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