原油価額が80ドル突破…100ドル時代が再来?

原油価額が80ドル突破…100ドル時代が再来?

国際原油価額が80ドルを突破し、2014年11月以来の高値を記録した。

ブルームバーグ通信など海外メディアによると、ロンドン原油市場で北海ブレント先物相場は一時1バレル=80.94ドルまで上昇した。米国市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物も72ドルを突破し、原油価額の上昇基調が鮮明となっている。

原油価額が上昇する原因は、トランプ米大統領の圧迫にも主要な産油国が石油の増産に積極的な意志を見せていないからだ。

トランプ氏は11月のイラン産原油制裁を控え、制裁による副作用を最小化するために石油輸出国機構(OPEC)などに増産することを要請した。トランプ氏はOPEC加盟国とロシアなどの比加盟国の共同閣僚監視委員会(JMMC)を控えた21日にもツイッターに「米国は長い間、我々が居ないと安全ではなかった中東地域を保護している。しかし、彼らは原油価格をより高く上げた。独占的なOPECは(増産して)原油価額をすぐに下げなければならない」と主張した。

しかし、23日の共同閣僚監視委員会で主要産油国は、原油の増産を見送ることを決定した。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は記者団に「増産合意はなかった」とし「80ドルの原油価格は生産者と消費者の両方に適切なレベルだ」と述べた。

英CMCマーケッツのアナリスト、デービッド・マッデン氏は「サウジアラビアとロシアが増産はないことを確認した。これはトランプ大統領に悪いニュース」とし「イランに対する米国の制裁が11月に開始されると、供給が打撃を受けるという恐怖が原油価格を引き上げている」と分析した。

一部からは原油価額が100ドルを超える可能性が高いという意見も出ている。石油商社で世界3位のトラフィギュラ・グループの共同代表ベン・ロコク氏は今年のクリスマス頃に1バレル=90ドル、来年初めには100ドルに上昇すると予想した。

ロコク氏は「トランプ米大統領が今年5月にイランの石油輸出制裁計画を発表した当時、市場では一日平均30万〜70万バレルの原油供給減少を予想したが、現在は最大150万バレルの供給減少が予想されている」と、原油価額の上昇の原因に原油供給の減少を挙げている。

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