石破茂首相は1月12日未明、マレーシアとインドネシア訪問を終えて帰国した。今回の訪問では、インドネシアのプラボウォ大統領との会談をはじめ、全日程を滞りなく消化。外交上の振る舞いにも改善の兆しが見られた。
外交日程の詳細と成果
インドネシア滞在中、石破首相はボゴール宮殿での首脳会談に先立ち、独立戦争で戦った英雄を追悼するため、ジャカルタ近郊にあるカリバタ英雄墓地を訪れ献花を行った。また、プラボウォ大統領との会談では、二国間の経済協力や地域安全保障について協議。具体的な成果として、新たな経済連携協定への署名が取り上げられる。
過去の批判と改善への取り組み
首相就任後2回目となる2024年11月のAPEC首脳会議では、石破首相の外交マナーが国内外から批判を受けた。特に、一部首脳と座ったまま握手した場面や、集合写真撮影への遅刻などが議論を呼び、「外交の場にふさわしくない」との指摘が相次いだ。これを受け、岩屋毅外相は首相のサポート体制を強化するよう外務省に指示。同行した幹部らは「今回はあらゆる場面を想定し、準備に万全を期した」と語る。
外交マナー改善の評価
今回の訪問では、前回批判された遅刻や握手の態度などは一切見られず、石破首相の振る舞いには一定の改善が感じられた。外交の専門家からも「外交儀礼の重要性を再認識した姿勢が評価できる」との声が上がる。
今後への期待
石破首相は訪問後、「国際的な信頼を得るため、細部にわたる配慮を怠らないことが重要だ」とコメント。2025年は国際情勢が複雑化する中で、日本のリーダーシップが問われる一年となる。石破首相が引き続き改善を重ね、外交の舞台で信頼を築く姿勢が注目される。













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