インドとパキスタンの軍事的応酬が続く中、かつて両国間の仲介役を担った米国が再び沈静化に乗り出した。
ホワイトハウスのレビット報道官は9日、記者会見で「トランプ大統領は事態の早期沈静化を望んでいる」と述べ、「ルビオ国務長官が両国指導者と連絡を取り続けており、紛争終結に向けた調整を進めている」と語った。
国務省の発表によると、ルビオ長官は同日、パキスタンのムニール陸軍参謀長と電話で協議し、インド・パキスタン両国に対し緊張緩和の道を探るよう強く促した。また、さらなる衝突を避けるため、建設的な対話の開始に向けて米国が支援を提供する意向を伝えた。
ルビオ長官は前日の8日には、インドのジャイシャンカル外相およびパキスタンのシャリフ首相とも個別に電話会談を行い、双方に「直ちに緊張を緩和する必要がある」との立場を表明した。
核保有国同士である印パ両国の対立は、南アジアの安全保障に直結する問題として国際社会も注視している。













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