21日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸北部ジェニン難民キャンプで、視察のため現地を訪れていた日本や英仏を含む約25か国の外交団に対し、イスラエル軍の兵士が実弾を発砲した。外交官らに負傷者はなかった。
現地の映像によると、検問ゲートに近づいた外交団に向け、イスラエル兵士2人が小銃で数発発砲。外交団は急ぎ建物の物陰に身を隠し、難を逃れた。外交官の安全保護はウィーン条約で規定されており、今回の発砲事件をパレスチナ自治政府は「極悪な犯罪行為だ」と強く非難する声明を出した。
一方、難民キャンプで武装勢力の掃討作戦を展開しているイスラエル軍は同日、「外交団が事前に承認されたルートから逸脱し、立ち入りが禁止されている区域に入った」と主張し、正当性を訴えている。













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