トランプ米大統領が最近、共和党元議員や自身の支援者、その家族など20人以上に相次いで恩赦を与えた。対象者には脱税罪などで有罪判決を受けた人物が多く、政治的・金銭的な利害が絡んだ身内への恩赦と指摘されている。さらに恩赦を担当する司法省高官を自らに近い人物に交代させるなど、司法を軽視する姿勢が鮮明になっている。
トランプ氏は1月20日に2期目の大統領就任後、2021年の議会襲撃事件で訴追された被告ほぼ全員に恩赦や減刑を与えた。今回恩赦を受けたジョン・ローランド元コネティカット州知事(詐欺共謀罪)、マイケル・グリム元下院議員(脱税罪)など、共和党内で影響力を持つ人物が目立つ。
また、4月23日には脱税罪で実刑判決が下った介護施設運営会社元幹部のポール・ウォルザック氏にも恩赦を与えた。米メディアは、このような大規模な恩赦を「第2弾」と位置付け、トランプ政権による司法介入への懸念を強めている。













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