宮崎、鹿児島両県にまたがる霧島連山の新燃岳が約7年ぶりに噴火してから、29日で1週間を迎える。噴火以降、火口付近ではここ数日も断続的に噴火が数回観測されており、気象庁は噴火警戒レベルを「3(入山規制)」に維持している。
新燃岳では6月22日に7年ぶりとなる噴火が発生し、大量の火山灰が噴出。火山灰は宮崎県都城市や鹿児島県霧島市など広範囲に降灰した。その後も小規模な噴火が継続的に起きており、周辺自治体では引き続き住民らに警戒を呼びかけている。
気象庁は火山活動の長期化を懸念し、火口から約2キロの範囲内への立ち入りを引き続き規制。火砕流や噴石への注意を呼びかけている。
現地では火山灰の影響で農作物への被害や観光客の減少も懸念されている。両県の行政機関では被害状況の把握を進めるとともに、被災した農家や観光業者への支援策も検討している。
火山の専門家らは「当面は噴火活動が続く可能性が高い」としており、今後も注意深く活動を監視する必要があると指摘している。













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