石破総理、秋田県大仙市で農家と意見交換

2025年7月14日、石破茂総理大臣は秋田県大仙市のグランドパレス川端において、地元農家約30人と意見交換会を開催した。参加者には稲作、果樹栽培、畜産など多様な分野の生産者が名を連ね、現場の声を直接聞く貴重な機会となった。

冒頭、石破総理は「地方農業の持続的発展は国の基盤を支える要であり、今日の議論を政策に反映させたい」と述べ、農家との連携強化を強調した。

参加者からは人手不足や後継者不足、販路拡大、気候変動への対応など具体的な課題が次々と挙げられた。特に高齢化が進む中山間地域では、作業効率化や若年層の農業参入支援を求める声が多く上がった。

これを受け、石破総理は「農業機械導入支援の拡充や、研修プログラムを強化して青年就農を後押しする」と回答。加えて、自治体やJAと連携し、地元産品のブランド化を支援して都市部や海外市場への販路開拓を図る方針を示した。

最後に石破総理は「現場の声を踏まえた具体策を早急に取りまとめ、引き続き定期的に意見交換の場を設ける」と述べ、農家からは「総理自ら聞く姿勢が心強い」「政策の実効性に期待したい」との声が上がった。