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カナダ大手コンビニ運営企業、セブン&アイ買収提案を撤回

カナダの大手コンビニ運営会社アルリマンタシォン・クシュタールは17日、セブン&アイ・ホールディングスへの買収提案を正式に撤回したと発表した。取締役会宛の書簡で「誠実かつ建設的な協議が行われなかった」と指摘し、交渉を意図的に混乱・遅延させて株主に不利益を与えたと批判した。

クシュタールは当初、1株当たり2,600円の現金買収案を提示し、提案発表前の株価に対して約47.6%のプレミアムを付けていた。最終的には提案規模を470億米ドル相当にまで引き上げ、海外事業全体の買収と日本国内事業の40%取得を併せて示していた。

しかし、許可されたデューデリジェンスの範囲が限定的で必要な情報開示が得られなかったと判断し、買収提案を継続することは困難と結論づけた。今回の撤回を受け、セブン&アイは独立経営の維持と企業価値向上に向けた施策を一層加速させる見込みだ。

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