文部科学省は2025年6月27日付で、全国の教育委員会および学校設置者に対し、夏休み期間中は河川やため池、海岸など水辺に利用者が集中し、水難事故の発生が懸念されるとして、ライフジャケット着用の呼びかけなど事故防止策の周知徹底を要請した .
要請資料には、農林水産省、国土交通省、海上保安庁が作成した予防啓発ポスターや安全指導用教材が添付されており、学校現場ではこれらを指導参考資料として活用するよう推奨している .
また、夏季の校外学習や地域行事で児童・生徒が水辺に近づく場合は、複数人での行動、遊泳禁止区域の厳守、教員による安全監視の徹底を指導することを明記した .
併せて、保護者には文部科学省の学校安全ポータル掲載「熱中症・水難事故防止関連情報」を参照し、事前の危険箇所確認や行動ルールの徹底を図るよう求めている .
学校側は、夏季休業前に安全教育の時間を設け、ライフジャケットの正しい着用方法や緊急時対応手順を実演を交えて指導するとともに、地域の消防署や警察、海上保安部門との連携体制を確認し、学校・家庭・地域が一体となった事故防止体制の強化を図る必要がある。
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