選挙を控えるトランプ氏、米株暴落に「FRBは狂った」

選挙を控えるトランプ氏、米株暴落に「FRBは狂った」

中間選挙を控えているトランプ米国大統領が10日に発生した米株式市場の暴落を受け、米連邦準備理事会(FRB)を非難した。トランプ氏は「理由もなく、市場の流動性を圧迫するFRBが米株急落の原因だ」とし、「FRBは狂った」と不快感を表した。

ブルームバーグ通信などの海外メディアによると、選挙遊説のためにペンシルベニア州を訪問したトランプ氏は、米株式市場の大幅安について問う記者団に「良いことだ。事実は、これが我々がこれまで長い間待っていた調整局面だ。しかし私は、FRBの今の行動に同意することができない」と指摘した。

同日のフォックスニュースとのインタビューでは、株式市場が暴落した理由は米中貿易戦争ではないと抗弁し、「問題はFRBにある。FRBが暴れている。金利を引き上げているが、これは愚かなことだ。FRBは狂った」と主張した。

同日のダウ平均株価とS&P500指数はそれぞれ3.15%と3.29%下落した。特にハイテク株中心のナスダック指数は4.08%も急落し、一日の下げ幅としては2011年8月以来の最大値を記録した。

専門家らは、急落の原因は複合的だと分析している。ブルームバーグは、前日に国際通貨基金(IMF)が貿易戦争などを理由に2年ぶりに世界経済の成長見通しを下方修正したことを指摘。ウォール・ストリート・ジャーナルは、「市場がFRBの利上げ意志をより明確に認識した」と分析した。

FRBは米国の旺盛な経済成長を意識し、景気過熱とインフレ抑制の観点から、今年だけで3回も利上げを決定した。FRBのパウエル議長も今月初めにさらなる利上げ意志を表明しており、10日にはニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が再び来年まで利上げの継続を示唆した。

中国との貿易摩擦と財政赤字にもかかわらず、経済成長と株式市場の好況を宣伝し批判勢力を抑えてきたトランプ氏は、FRBのこのような歩みに不快感をあらわにしている。今年7月から数回に渡ってFRBの利上げを批判し、先月の利上げ直後には「気に入らない」と非難した。

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