Googleが9月上旬から日本で提供を始めた検索機能「AIモード」が、ユーザーの間で議論を呼んでいる。従来、検索画面の最も左端にあった「すべて」タブを置き換える形で導入され、検索体験を大きく変える試みとなった。
AIモードでは、入力された質問を複数の関連トピックに分解し、要約した回答を自動生成する。広告が表示されず、リンクを開かずとも情報を得られるのが特徴だ。GoogleがAI検索を主軸に据える姿勢が鮮明になった形だ。
肯定的な声としては「広告に左右されず必要な情報が得られる」「クリックせずに答えが分かる」「社内規制で生成AIが使えない環境でも利用できる」といった利便性の評価が目立つ。一方で「『すべて』を押したいのに誤ってAIモードを開いてしまう」「タップ位置が邪魔」といった不満も相次いでいる。
導入以降、検索画面は「AIモード」「すべて」「画像」「動画」…の順に並び、GoogleがAI主導の検索体験を前面に押し出す姿勢を強めている。しかし、誤操作や従来型検索を好む利用者への配慮不足も指摘され、今後の運用や改善策が注目される。













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