竹島(独島)の村長が空席に…韓国全国から問い合わせ殺到「思いを継ぎたい」

独島(竹島の韓国側名称)の景色/WIKIMEDIA COMMONS(クォンウン)
竹島(独島)の村長が空席に…韓国全国から問い合わせ殺到「思いを継ぎたい」
韓国・独島(竹島の韓国側名称)の村長が死去したことが知られたなか、韓国全国から「村長の思いを継ぎたい」という問い合わせが殺到している。
韓国メディアによると、独島の村長キム・ソンド氏が持病の肝臓癌で21日死去した。1991年から住所地を独島に移して暮らしてきたキム氏は、2007年に独島の里長(日本の村長)と任命された。慶尚北道によると、キム氏は独島で暮らす唯一の住民だった。キム氏の死去が伝えられると全国から独島の里長を希望する問い合わせが殺到しているという。
独島の里長になると、住民支援金、里長手当など毎月13万円程度が支給される。しかし最低賃金にも満たない所得で、独島に移住するためには漁業を並行しなければならない。医療や教育施設もないため、相当な覚悟が必要だが、「独島を守りたい」「里長の思いを継ぎたい」として移住を希望する問い合わせが続いていると韓国メディアは報じている。
地方当局は「キム氏のように独島の村長になりたいという問い合わせが殺到しており、海洋水産部、慶尚北道と検討する計画だ」と伝えた。