元徴用工の李氏、「日本との過去関係を清算すべき」
元徴用工の李氏、「日本との過去関係を清算すべき」
日本の植民時代に強制徴用されたと主張する李春植(イ・チュンシク、94歳)氏は30日、元徴用工らが日本企業に賠償を求めている裁判で賠償を命じる韓国最高裁の判決が出た後、「日本政府などの過去関係を全て清算しなければならない」と感想を明らかにした。
判決後に記者会見に出席した李氏は「日本の政府と企業は(今回の判決について)却ってすっきりすると思う」とし「今回の判決で(この事件と関連した過去は)全部清算すべきだ」と強調した。
李氏は、「このような判決が出て嬉しいが、故人になった仲間たちと一緒にいられず、心が痛くて涙が出る」と複雑な思いを吐露した。同訴訟の原告4人のうち、李氏を除くヨ・ウンテク、シン・チョンス、キム・ギュス氏の3人はすでに亡くなった。
李氏の法律代理人であるキム・セウン弁護士は「今回の最高裁の判決は、ソウル高裁が下した原審判決が正当であることを確認したもの」とし「原告への慰謝料と2013年6月から滞納してきた損害賠償も一緒に確定した」と語った。