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供給不安が解消?国際原油価格が7ヶ月ぶりの低水準に

供給不安が解消?国際原油価格が7ヶ月ぶりの低水準に

米国による対イラン制裁が再開された中、国際原油価格は5日(現地時間)、7ヶ月ぶりの低水準に下落した。

同日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の12月物は前日比0.04ドル安の63.10ドルで取引を終えた。6日続落だ。

先月初めに4年来最高値まで上がった原油価格が安定の動きを見せる理由は、石油輸出国機構(OPEC)の増産の動きとイラン産原油の輸入禁止処置に例外国を指定したことが背景になっている。

米政府はイラン産原油の輸入禁止処置に日本や韓国などの8ヵ国については一時的に例外を認めることにした。一部の国にイラン産原油の輸入を当面容認し、供給不安を和らげるのが米政府の狙い。インドと中国を例外国に含めたこともイラン制裁による原油供給減少の衝撃を緩和するためとみられる。

また、米国と中国の貿易摩擦による原油需要減少への懸念と米国の原油在庫の増加も原油価格を下落させる要因となっている。

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