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仮想通貨マイニング、実際の採掘よりもエネルギー消費大きく…研究結果

仮想通貨マイニング、実際の採掘よりもエネルギー消費大きく…研究結果
仮想通貨マイニングが実際の鉱山で鉱物を採掘するよりもエネルギー消費が大きいという研究結果が出た。
米オークリッジ科学教育研究所の研究チームが6日、科学ジャーナル誌「ネイチャー」を通して発表した論文によると、1ドル分のビットコインを採掘するためには平均17メガジュールの電力が必要となる。その一方、金やレアアース(希土類)を鉱山で採掘すると、ビットコインの半分ほどの平均7〜9メガジュールが消費されるという。
また、論文によると、ビットコインの採掘に使った世界全体の電力消費量は今年7月1日時点で約301億キロワットで、2015年のデンマークの年間電力消費量(314億キロワット)と同じ水準だった。
研究チームは、電力消費による二酸化炭素排出量の増加からみると、仮想通貨のマイニングが環境にやさしいという認識には修正が必要だと指摘した。