今週の韓国株、不確実性で身構えるコスピ

今週の韓国株、不確実性で身構えるコスピ
今週の韓国株式市場は米中間選挙を巡って期待感と失望感が交差し、明確な方向性を見せずに終わった。先週の下落から上昇反発したものの、経済の先行き懸念は依然として高く、上昇の勢いは短期的な上値抵抗線にぶつかる模様だ。
今週の韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)は前週比0.47%安の2086.09を記録した。コスピは一時、短期的な上値抵抗線とされる2100を突破し2120まで上昇した場面もあったが、守り切れなかった。週初めは先週末の雰囲気が続き強い上昇の動きを見せたが、週後半に行くほど勢いは衰えた。原因は機関投資家の売りだった。
1週間の累積基準で機関の売りは1兆2588億ウォン規模に達している。個人と海外勢はそれぞれ7400億ウォン、4100億ウォン規模の買いで機関の売りに対抗したが、指数の下落は避けられなかった。
新興企業向け株式市場のコスダック(KOSDAQ)指数も一時700ポイントを上回ったが、小幅安で今週の取引を終えた。コスダック指数は前週比0.49%安の687.29で先週に続き2週連続下落した。