プーチン氏「原油価格は70ドル台が適切」

プーチン氏「原油価格は70ドル台が適切」
ロシアのプーチン大統領が適切な原油価格について1バレル=70ドル台を言及し注目されている。
プーチン大統領は15日(現地時間)、シンガポールを訪問し、「最近の状況である1バレル=70ドル付近が、私たちにとって最も理想的だ」と語った。また、「ロシアの予算は1バレル=40ドルを想定して策定されたもの」とし「ロシアは今年、間違いなく財政黒字を記録するだろう」と伝えた。
プーチン大統領は、先週末にフランス・パリでトランプ米大統領と原油価格の問題を議論したと明らかにした。同席でトランプ大統領に「米国が過去18ヶ月間、原油を増産したのが世界の原油市場に大きく影響した」と語ったという。
プーチン大統領の‟適切な原油価格“は、低油価を促すトランプ大統領と真逆の立場で、今後原油生産を巡って米国とロシアが摩擦する可能性もあるとみられる。