日産ゴーン会長、会社資金で高級住宅購入…総額20億円超で逮捕

日産ゴーン会長、会社資金で高級住宅購入…総額20億円超で逮捕

金融商品取引法違反の疑いで検察に逮捕されたルノー・日産・三菱アライアンスのカルロス・ゴーン会長が、ベンチャー投資名目で海外子会社を設立した後、会社資金を使ってブラジルの高級マンションやレバノンの高級住宅などを購入していた事が分かった。

日本経済新聞など複数のメディアは20日、ゴーン会長がベンチャー投資名目で海外子会社を作り、個人使用目的の高級住宅を購入した疑いが掛けられていると報じた。東京地検特捜部も同様の事実を把握しているとみられる。

関係者によると、日産は2010年にオランダに子会社を設立している。この子会社の資本金60億円は日産が全額出資。ベンチャー企業への投資目的だとされているが、目に見える投資実績は確認されていない。

日産は10年以上この子会社の資金を使い、ブラジル・リオデジャネイロの高級マンションやレバノン・ベイルートの高級住宅を相次いで購入し、全てゴーン会長に無償で提供している。

更に購入費用のみならず、維持及び改修費用も日産側が負担していた。日産が負担した費用は総額20億円に達する。

ブラジルのリオデジャネイロは、ゴーン会長が生まれ、幼児期を過ごした所で、レバノンのベイルートは高校時代まで住んでいた場所。なおベイルートにルノー・日産・三菱の主要な拠点は全く無い事が分かっている。

ゴーン会長はブラジルとレバノンの住宅購入の他に、日産の別の海外子会社2社が所有する、フランス・パリとオランダ・アムステルダムの住宅の提供を受けた疑いが掛けられている。

ゴーン会長は19日、自社の有価証券報告書に報酬を過少に、虚偽の記載をした容疑で逮捕された。ゴーン会長は2011年からの5年間で99億9800万円の報酬を受けていたものの、これを49億8700万円の報酬を受けたように過少申告したとみられる。東京地検特捜部は、横浜にある日産本社と関係先を家宅捜索し、ケリー代表取締役も同様に、ゴーン会長の容疑に関与した疑いで逮捕した。

日産は同日夜に記者会見を開き、内部調査の結果、▲ゴーン会長の役員報酬の過少記載 ▲日産の投資資金の私的流用 ▲日産の経費の不正支出など、「重大な不正行為」が確認された事を明らかにした。

翻訳:水野卓

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