国際原油価格、1年ぶりに50ドル割れ…原因は米在庫増加

国際原油価格、1年ぶりに50ドル割れ…原因は米在庫増加
国際原油価格が増産への懸念から1年ぶりに1バレル=50ドルを割り込んだ。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、米原油先物の指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は29日(現地時間)、時間外取引で一時1バレル=49.41セントまで下落した。国際原油価格が50ドル台を割り込んだのは約14ヶ月ぶり。その後は反発し再び50ドル台を回復した。ロンドン市場で原油の国際指標である北海ブレント原油先物も大幅下落。前日比1.6%安の58.15ドルを記録し、昨年10月以来安値となった。
原油価格の下落の直接的な原因はグローバル原油在庫の増加と分析されている。28日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した報告書によると、米国内の原油在庫はここ1週間で358万バレルが増えた。