韓国人の海外旅行先1位は「日本・大阪」、日本人の1位は?

韓国人の海外旅行先1位は「日本・大阪」、日本人の1位は?
韓国人の海外旅行先1位は「日本・大阪」で、日本人の1位は「韓国・ソウル」である事が分かった。旅行サイトのエクスペディアが、今年1年で韓国人旅行客が訪れた人気旅行先と旅行パターンを総合的に分析した。
今年1年、エクスペディアを通じて最も多くの韓国人が訪れた旅行先は、例年と変わらず日本だった。大阪、福岡、東京、沖縄、札幌の順で、この他に鹿児島、静岡、名古屋、宮崎、北九州などの地方都市も注目されていた。
日本人旅行客の一番の人気旅行先は「韓国・ソウル」だった。台北、バンコク、東京を抑えて1位となった。しかしソウル以外の韓国の都市に対する注目度は、未だ低い事も分かった。釜山は、ロンドン、パリ、グァムより高い人気で19位となったものの、済州島は47位に留まった。ソウルは、香港、台湾、シンガポールからの旅行者にも人気だった。それぞれの国のランキング順位は、4位、4位、8位だった。
エクスペディアを通じて韓国を最も多く訪れた海外旅行客は日本人だった。これに米国と香港からの旅行客が後に続いた。以下、台湾、シンガポール、タイ、マレーシアの順で、英国とドイツからの旅行客もインバウンド順位の10位圏内に入っている。
外国人旅行客が訪問する韓国の都市はソウルが断然トップだった。10人中7人の割合だった。釜山は全インバウンド旅行客の13%が、済州島や仁川はそれぞれ6%が訪問していた。以下は、慶尚道、京畿道、江原道、全羅道、忠清道の順だった。
この中で、大邱は特に日本人旅行客に、済州島は台湾人に注目されていた。大邱は日本人のアウトバウンド旅行予約率基準で前年比約420%も上昇し、済州島は台湾人の予約率基準で約80%上昇している。
東南アジア地域では、新興リゾート地の人気上昇が目立った。マレーシアのコタキナバルは、ボラカイ島が環境保護のために閉鎖されていた間に人気が急浮上し、ベトナムのダナン人気はニャチャンにも波及した。
日本は大都市よりも、これまで大きな注目を浴びて来なかった小都市が良い成果を見せている。「人が行った所」ではなく、「自分の好み」を重視する旅行にトレンドが変わり、格安航空会社LCCを中心に多様な都市に新規就航した影響だと見られる。
東京から新幹線で2時間の距離に位置する名古屋は、韓国人の予約率が最も急増した。沖縄から南西に410km離れた石垣島は、香港からの旅行客が大きく増加した。特に石垣島は日本人の間でも人気がある。小都市旅行のトレンドは、日本の中でも目立っている。日本人旅行客は今年、沖縄周辺の宮古島や石垣島、北海道の地方都市である旭川や釧路に大きな関心を見せている。
韓国人が最も多く利用するホテルは、大阪とグァムにあるホテルが大半だった。海外人気ホテル順位10位圏内に、両地域のホテルがそれぞれ4軒ずつ含まれている。最も人気だったホテルは、大阪の「ホテルサンルート大阪なんば」とグァムの「オンワードビーチリゾート」だった。
翻訳:水野卓