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「ミュージカー」正式公開…ブロックチェーン基盤の音楽フラットフォーム

ブロックチェーンに基づく脱中央化音楽産業フラットフォームの「ミュージカー(Muzika)」は30日、自社のサービスを正式に公開し、本格的な活動開始を発表した。
ミュージカーは創作曲・楽譜のフラットフォームであるMY MUSIC SHEETと総合ピアノ・ポータルサイトMaPianistを運営するMaPiaCompanyが直接手掛けるプロジェクト。音楽家とファンが主導する、自生的かつ持続可能なエコシステムを作り出すために企画された。
現在の韓国音楽産業は著作権や流通の構造、仲介の手数料、違法ダウンロードやストリーミングなど数多い問題を抱えている。ミュージカーは分散型デジタル音楽エコシステムを構築し、誰もがアーティストの発掘や支援、音楽の生産から消費に至るまで音楽産業の全過程に参加できる。
ミュージカーの主な強みの一つは主要経営陣3人が既にデジタル音楽産業の市場で大活躍している点で、実質的な事業成果への期待が高まっている。ミュージカーの共同創業者のチョン・インソ氏(代表)、ホ・サンミン氏(最高技術責任者)、イ・ザンウォン氏(最高執行責任者)は今年米フォーブス誌が発表した「2018年アジアで最も影響力のある30歳以下の人物30人(Forbes 30 Under 30 Asia 2018)」に選ばれた。
ミュージカー・プロジェクトを進めているMaPiaCompanyは韓国最大手インターネット企業のNAVER系列である「VC」とKakaoの協力企業「TIPS」からの投資を受け、注目を集めた。今回のミュージカー・プロジェクトも業界から高い関心をもとに、BlackHorse, PANONYなど韓国内外の大手機関から次々と投資を誘致。一般の投資家を対象にする仮想通貨の新規公開(ICO)を全く行わずに事業の費用を確保することができた。
MaPiaCompanyの代表チョン氏は「ブロックチェーンに基づくミュージカーを通じて、今のデジタル音楽産業の問題を効果的に解決可能な新たなパラダイムを提示したい」とし「数年間の経験を基に、どうすればロイヤルティーの高いコミュニティー利用者を確保できるか、また彼らにどうやってインセンティブを与えられるかについて明確に学んできた」と今後の事業運営に自身を示した。
ミュージカーは今後、上場などの会社の公式的な活動をテレグラム内のミュージカー公式チャンネルを通して公表する予定だ。
翻訳:尹怡景