在日本大韓体育会、創立65周年記念式を開催…東京五輪出場選手を激励

在日本大韓体育会(会長 崔相英)が3月31日、都内ホテルで創立65周年記念式典および祝賀会を開催した。
在日本大韓体育会、創立65周年記念式を開催…東京五輪出場選手を激励
大韓体育会の日本支部である在日本大韓体育会(会長 崔相英)が3月31日、都内ホテルで創立65周年記念式典および祝賀会を開催した。
在日本大韓体育会は、1945年に終戦後、日本に残った韓国体育人を中心に韓国スポーツの復興と国際社会への復帰に寄与することを目的に、53年に発足した団体。発足の前から活発に活動し、韓国が初めて参加した1948年のロンドン五輪、1952年のヘルシンキ五輪に選手団派遣費用や運動用具などを日本全国で集めて寄付した。
大韓体育会の日本支部として認められた53年からは、日本で活動の機会がなかった在日同胞選手を集めて選手団を構成し、韓国の全国体育大会に派遣してきた。これまでの65年間、約1万人規模の選手団を全国体育大会に派遣し、186人の選手と指導者らを国際大会に出場させた。


31日に開かれた記念式では大韓体育会の李起興(イ・ギホン)会長をはじめ、日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会から日韓のスポーツ団体の関係者、日韓の体育人など約250人が参加した。
また前回の世界柔道選手権の男子73キロで優勝し、オリンピックで在日韓国人として初めて金メダルを獲得した安昌林(アン・チャンリム)選手をはじめ、柔道66キロ級の金琳煥(キム・イムファン)選手、柔道57キロ級の金知秀(キム・チス)選手、柔道52キロ級の許海実(ホ・へシル)選手、テコンドー80キロ級の金秀範(キム・スボム)などの選手らが参加した。

在日本大韓体育会の崔相英(チェ・サンヨン)会長は「2020東京五輪まで残り481日。日本で生まれ育ち、鍛えられた選手たちが世界の舞台で戦う姿に、熱い声援をお願いする」とし「2020東京五輪の成功に向け、伝統に培われた不屈の精神で、韓日両国のスポーツ発展に寄与するという重大な役割を果たしていきたい」と語った。