韓国、また東部沖で地震発生…原発への被害は?

韓国、また東部沖で地震発生…原発への被害は?
韓国東部の沖でまたも地震が発生した。さらに震源が原発の密集地域から約38キロメートル離れたため、原発の安全性に懸念が高まっている。
韓国気象庁は22日、同日午前5時45分ごろ蔚珍郡(ウルチンぐん)の南東38キロメートル離れた海域でマグニチュード3.8の地震が発生したと発表した。正確な位置は北緯36.86度、東経129.80度で、震源の深さは21キロメートルと推定される。約5分後にはマグニチュード1.3の余震もあった。
気象庁によると、これまで地震による被害はないという。しかし、蔚珍郡を含める韓国の東南部地域は“韓国の原発ライン”と呼ばれる原発密集地域。現在同地域で稼働中の原発は10基以上で、整備や建設中の原発まで含めると20基以上となる。
原発当局は同日、「今回の地震で、地震警報が発生した原発はない」とし、すべての原発が正常稼働中だと述べた。
しかし、最近韓国東部の沖には頻発に地震が発生しているため、原発の安全性に懸念が高まっている。先週の19日も内陸から54キロメートル離れた海上でマグニチュード4.3の地心が発生した。