スリランカ、テロによる犠牲者321人…ニュージーランド銃乱射の復讐か

スリランカ、テロによる犠牲者321人…ニュージーランド銃乱射の復讐か
今月21日にスリランカが発生した連続爆弾テロで犠牲になった死者が321人に増えた。現地当局は、今回のテロが今年3月にニュージーランドで発生したモスク銃乱射事件の復讐だったと明らかにしている。
海外メディアは24日、テロによる死者が321人であり、500人以上が今も治療を受けていると伝えた。国連児童基金(ユニセフ)によると、この日まで集計された死亡者のうち、少なくとも45人が児童だったという。
スリランカ政府は同日、テロ事件と関連する1次捜査結果を発表し、今回のテロが3月15日にニュージーランドで発生した、白人至上主義者による銃乱射テロに対する復讐で企画されたと発表した。当時、ニュージーランドのテロ直後、イスラム過激派武装組織「イスラム国」は、白人至上主義のテロに復讐を誓っていた。イスラム国もスリランカ連続テロの背後が自身だという声明を発表している。
スリランカ政府は今回のテロの背後に現地のイスラム過激派組織「NTJ」を指名し、これまで40人の容疑者を逮捕したと伝えた。