香港市民が「逃亡犯条例」撤回引き出す…“第2の雨傘革命”快挙

写真は香港の行政トップ林鄭月娥行政長官/香港政府公式ホームページから

「逃亡犯条例」撤回引き出す…“第2の雨傘革命”快挙

香港の行政トップ林鄭月娥行政長官が4日、「逃亡犯条例」の撤回を公式に宣言した。これにより、2014年に行政長官直選制を掲げた“第1の雨傘革命”に失敗した香港市民が、2003年の国家保安法反対闘争に続き2度目の勝利を上げた。

林鄭月娥行政長官はこの日の午後6時、事前に準備されていた録画映像によるテレビ放送を通じ、香港デモ隊の要求条件を受け入れ、逃亡犯条例を撤回する事を公式に明らかにした。

また林鄭月娥長官は今後香港市民らと面会し、市民らの不満に耳を傾け、香港社会の葛藤の根深い原因を調査すると語った。

香港の長期間に渡るデモの根本的な原因であった逃亡犯条例の公式撤回談話は、香港のデモが沈静化する契機になるとみられる。

逃亡犯条例反対デモは今年6月9日、主催者発表によると103万人の香港市民が集まり「逃亡犯条例撤廃」を叫んだビクトリア・パーク集会を始まりとして拡散した。逃亡犯条例には、香港と犯罪者引き渡し条約を締結していない中国、台湾などの国家や地域にも事案別に犯罪者を引き渡す事が可能となる内容が込められていた。しかしこの法案が施行されれば、中国本土に人権活動家や反政府側の人物などが引き渡される事になると、デモ隊が立ち上がるきっかけになっていた。

今年6月初めから88日間の闘争を繰り広げて来た香港市民らが勝利を手にした瞬間だ。

デモ期間中に香港警察に逮捕されたデモ隊の人数は1183人に達する事が分かった。香港市民らは2014年に行政長官直選制を要求し、79日間繰り広げられた大規模民主化デモ「雨傘革命」を行い失敗に終わった経験がある。しかし今回の逃亡犯条例反対デモの場合、6月9日に主催者発表で103万人が集まり、香港が1997年に中国に返還された後に起きた最大規模のデモとなった。更に1週間後には主催者発表で200万人が集まったとされる。

逃亡犯条例の撤回により香港のデモが沈静化する気配は見えるものの、香港デモ隊の要求事項は依然として山積しており、衝突の火種も依然として残っている。

香港デモ隊は、▲逃亡犯条例の公式撤回 ▲警察の強硬な鎮圧に関する独立的な調査 ▲デモ隊の「暴徒」断定撤回 ▲逮捕されたデモ隊の無条件釈放及び不起訴 ▲行政長官直選制実施など、5大事項を掲げている。この中で衝突の中心となっていた逃亡犯条例の公式撤回のみがこの日、解決した。

翻訳:水野卓

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