韓国軍「北、複数の短距離飛翔体発射」…飛行距離200km、高度50km

-「複数の放射砲含む合同打撃訓練実施」

韓国軍は9日午前7時36分頃、北朝鮮が咸鏡南道宣徳(ソンドク)付近から北東の日本海上に向けて発射した複数の飛翔体を捉えたと発表した。

飛翔体の飛行距離は最大で約200km、高度は最高で約50kmとみられ、詳細については米韓の情報当局が精密分析中。韓国軍は今回の発射が2月28日と3月2日に行なわれた冬季訓練の一環で、複数の放射砲を含む合同打撃訓練を実施したものだとみている。

韓国軍は現在、追加の発射に備えて関連動向を綿密に注視しており、これに備えた態勢も維持している。またこの様な北朝鮮の行動は朝鮮半島における軍事的緊張緩和と信頼構築に向けて努力するとした「9.19軍事合意」の基本精神に反するものだとして、遺憾の意を表明した。

北朝鮮が飛翔体を発射したのは今月2日以来で1週間振りの事。今月3日に北朝鮮労働新聞は、前日、金正恩国務委員長が長距離砲兵部隊の放射弾発射訓練を指導したと報じている。

韓国軍が発射場所として認識している咸鏡南道の宣徳は昨年8月24日、北朝鮮が超大型放射砲試験射撃を行なった場所。労働新聞は翌日、「世界に無い、また一つの自国開発兵器が誕生した」と伝えた。特に金正恩委員長が「本当に素晴らしい武器」、「一度も見た事の無い武器体系を一回で成功させた」、「大きな仕事をやり遂げた」と好評した事を報じている。

翻訳:水野卓
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